2023年も、いよいよ走り出しました。
しっぽふぁーれも、毎日どたばたと、動き始めております。
今年、最初のトピックは、なんといっても、藤井和世さん(精神科医)と浦林翼さん(精神保健福祉士)の独立です。藤井さんは「おでかけクリニック」、浦林さんは「合同会社 ももここら」を立ち上げ、お二人が協力をしながら、市川市内で、新たなアウトリーチ型の医療、コミュニティスペース運営、ストレスケアの様々なプログラムの提供を目指します。
しっぽふぁーれとはまた一味違った、コミュニティ・メンタルヘルスの事業が市川市で立ち上がるわけで、層の厚いサポート・システムができるようになればと楽しみにしております。
いっぽう、しっぽふぁーれにも新しいスタッフが仲間になりました。百瀬さんという精神科医です。12月から勤務を開始されています。非常勤ながら、こつこつ着実に臨床活動を深めてくださっています。また、星さんという運転手さんも仲間入りして、私たちのアウトリーチを支えてくださっています。
いままでのスタッフともども、多彩な個性が、このしっぽふぁーれを豊かな場にしてくれることでしょう。
今年はどんな年になるでしょう。
わたしは、対話文化がわたしたちの身の周りにもっと豊かになればと念じております。オープンダイアローグでは「対話することは何かの手段ではなく、それ自体が目的であり、解決はその先に現われるものである」と言いきります。
臨床活動ばかりでなく、生活全体が、相手を尊重する、対話を大切にする環境になったら、もっとのびのびと自由な発想が、暮らしをおおうのではないでしょうか。そんなことを夢想しつつ、活動を続けていこうと思います。
伊藤順一郎