当院のポリシー

医療で傷つく人を減らしたい

精神科という分野では、医療従事者が良かれと思って行ったことでも、それがご本人にとってはとてもつらい経験になってしまうことがあることを、私たちは知っています。
”安心してもらえる”というプロセスを歩むため、当診療所では医師の他、多職種のスタッフが関わっています。

例えば、このようなことを諦めていませんか。

・強制的に入院になるのは嫌だ
・知らないうちに受ける医療を決められたくない
・知らないうちにお金のことを決められたくない

これらの思いはご本人の権利です。

私たちはご本人に、自分が選んだ人生を歩んでほしいと願っています。
どんな医療を受けるのか、どんな暮らしをしたいのか、ご本人が選ぶ。
それが自分の権利をしっかり持つということだと考えます。

そのためにはプロセスが大切です。生きる苦悩を抱える時には、人と話すことが“怖い”と感じて難しくなることがあります。ご本人が安心して大切なことを話し合う場が開かれ、ご本人の声が真ん中に置かれる。その中で丁寧に選択ができる体験を積み重ね、回復していく。つまり、安心して医療を受けてもらえるプロセスこそが効果の高い治療につながると考えます。
また、安心な医療は、医師だけではできません。当診療所では医師の他、看護師、保健師、精神保健福祉士、作業療法士、ピアスタッフ、窓口となる事務員といった多職種が関わっており、必要に応じて地域の支援者等と連携しています。

※ピアスタッフとは、自身が心の病気や障害の体験をもち、そのような体験の専門家として働くスタッフのことです。

 

専門的な知識を持ちながらも、「人として関わる」

私たちは、専門的な知識を持ちながらも”人として関わる”ことを大切にしています。

病気についての専門的な知識や治療法は大切ですが、それ以上に、人として温かく迎えることや、関わっているその瞬間に人としてどう感じたかをご本人と話し合っていくことが重要と考えています。
また、時にご本人が表現する言葉は、「症状」として捉えられることもあります。しかし、それには人として経験してきた苦悩が影響しており、その言葉には大きな意味があります。

私たちはその一つ一つに関心をもち、ご本人の視点で見ている世界を理解するよう努めます。
これは安心・安全な治療にもつながると考えます。

 

ご本人が真ん中にいて、地域で安心して暮らせる関わりを

しっぽふぁーれはご本人が真ん中にいて、その人の力が伸びていくような、生活が豊かになるような支援を心がけています。そして、安心してたくさん話し合える環境づくりをいつも心に置いています。

例えば、このようなこと。

・ご本人のことはご本人がいるところで決める
・ご本人の望まないことはしない
・ご本人の強み・魅力に着目する

ご本人も、周りの人も、どんな人も心が温かくなって暮らせる、
そんな世の中になることを思い描いて活動しています。

 

私たちも一緒に成長する

ご利用者さん、ご家族や地域の方などに教えてもらいながら、私たち自身も成長していきます。

私たち自身もみなさんとの関わりの中で人間性を磨いて、自分自身の人生に向き合いながら
みなさんと共に生きていくよう、関わっていきたいと考えています。

 

イタリアの精神医療改革のシンボル青い馬

イタリアの精神医療改革のシンボル青い馬

イタリアでは1978年5月に精神病院への新たな入院を禁止する「180号法」が施行され、1999年にはイタリア全土の精神病院が消滅したと宣言されました。そして、地域・精神保健サービスがそれに取って代わるようになったのです。

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